SAFETY SUPPORT

ご使用上の注意事項

ご使用上の注意事項

1正しいサイズのヘルメットをお選びください
大き過ぎるヘルメットは、走行中にぐらつき危険です。小さ過ぎるヘルメットは頭をしめつけ、痛くなってしまいます。首を振っても簡単にはズレない頭に合った適切なサイズのものをお選びください。
また、ご自分の頭のサイズに合わせるため、内装パッドの内側にウレタンフォームなどを入れていただいても結構ですが、その際は必ず両面テープで留めてください。 市販の接着剤を使用されるると、衝撃吸収体が溶剤の影響を受ける危険性があります。
2正しくかぶってください

あみだ(後頭部へ傾けて)にかぶったり、前に深くかぶったりすると視界を妨げたり、万一転倒した場合にヘルメットが脱げてしまうおそれがありますのでおやめください。
内装は取り付けた状態でご使用ください。耳パッドなどの内装を外した状態で使用すると、ヘルメット本来の性能を発揮できず、大変危険です。

3アゴひもは正しくしっかり締めてください

頭に受ける衝撃の方向は一定ではありません。
アゴひもは、万一の転倒時にヘルメットが外れないよう、しっかり締めてください。(図参照)

4大きな衝撃を受けたヘルメットは
外観上に損傷がなくてもそのまま使用しないでください

ヘルメットは大きな衝撃を受けると、その一部が壊れることによって衝撃を吸収し、頭を守るように作られています。
従って大きな衝撃を受けたあとは、たとえ外観にキズなどがなくてもそのまま使用しないでください。

一度衝撃を受けると、衝撃吸収ライナー(発泡スチロール)がへこむことによってエネルギーを吸収します。この衝撃吸収ライナーは、一度衝撃を受けると元に戻ることがなく、次に衝撃を受けたときに衝撃エネルギーを吸収することが出来なくなってしまいます。 従って、ヘルメットの外観にキズがないように見えても、そのまま使いつづけるのは安全上問題があります。新しいヘルメットに交換してください。

5ヘルメットは大切に取り扱ってください
床に放り投げたり、何かにぶつけたりしますと、その度に衝撃を吸収するため、わずかとはいえ性能が劣化していく可能性があります。
ヘルメットを持ち運ぶ際は、ヘルメット内に荷物を入れないでください。衝撃吸収ライナーにキズがつき性能が低下します。また、ヘルメットをオートバイのホルダーにつけたままの走行はおやめください。ヘルメットにキズをつけるばかりか、オートバイの操縦に支障を来すことがあり、たいへん危険です。I
6ヘルメットは高温(50℃以上)になる場所や、直射日光のあたる場所に置かないでください
夏の直射日光のあたる場所や車の中など50℃以上になる場所に置きますと、ヘルメットが変形したりして保護能力が低下したりします。
7ヘルメットを改造することは危険ですのでおやめください
ヘルメットは頭を保護するために、より安全な材料、形状によってつくられています。従って、安全性の代償としてわずかとはいえ視界・聴力、運動性が損なわれる可能性があります。そのため材料を変更したり、穴をあけたりなどの改造を絶対にしないようにしてください。安全性をそこなうおそれがあり、大変危険です。
例えば、聴音孔をあけると風切音が大きくなり、かえって聴力を妨げる場合がありますから、穴をあけたり、内部の発泡スチロールを削ったり、材料を変更するなどの改造を絶対しないようお願いします。
またヘルメットの塗り換えは、ヘルメットの材質および内装などを侵し、品質の低下をまねくことがありますので絶対しないようお願いします。
8ヘルメットのお手入れ
●ヘルメットの塗装面、シールド、ゴーグル、内装などの汚れを取る時は、ガソリン、ベンジン、シンナーなどの有機溶剤は絶対に使用しないでください。
有機溶剤によってシールドなどプラスチックのひび割れ、曇りの原因となるばかりでなく、ヘルメット本体の性能を劣化させる原因となります。 塗装面、シールド、ゴーグルなどの汚れを取る時は、水で薄めた中性洗剤とやわらかい布を使ってください。
●内装を手入れするときは、ぬるま湯を洗面器に満たし、中性洗剤を少量入れた中へタオルを浸し、固く絞った上で汚れを拭き取ってください。次に真水ですすいだタオルで洗剤分をよく拭き取り、風通しのよい日陰で自然乾燥させてください。
●取り外しできる内装の場合、洗濯は家庭用の洗濯洗剤を使用して、手でやさしく押し洗いし、良くすすいでください。次に、内装材を乾いたタオルなどで挟んで押しつけるようにして水分を取り除いてください。内装材を強く絞ると素材を痛めますので、絶対に行わないでください。乾燥は直射日光の当たらない風通しの良い場所で自然乾燥させてください。
●ヘルメットを乾燥させる際、長時間ヘルメットを直射日光に当てたり、ヘアードライヤーを使用すると、ヘルメットが熱や紫外線でヘルメットの性能が低下してしまうおそれがあるのでご注意ください。
9シールド取り扱い上の御注意

お買い求めになった商品がシールド付きである場合、以下のことにお気を付けください。

●シールドを開けた状態での走行は大変危険です。緊急時以外、シールドは閉めて走行してください。
●スモークシールドやミラーシールドは昼間走行用です。夜間やトンネルの中など暗い場所での走行には、クリアー、ライトスモークなどの明るいシールドをご使用ください。
●ネジで留めてあるタイプのシールドは、時々ネジを締め直しシールドの動きを調整してください。ネジが緩んだまま使用するとシールドが外れる恐れがあります。

10ヘルメットの交換の目安は購入後3年間です
ヘルメットは、使用に伴い、老朽・劣化などの経時変化によって新品の時と同じ性能を維持できないこともあります。
購入後3年を過ぎたヘルメットは、事故の際十分な保護性能を発揮しない恐れがありますので、お早めに新品のヘルメットに交換してください。
また、3年以内であっても、大きな衝撃を受けたヘルメットや破損、改造したヘルメットは事故の際に十分な保護性能を発揮しない恐れがありますので、新品と交換してください。
11SGマーク制度について

ヘルメットに付けられているSGマークは、万一ヘルメットに欠陥があり、製品安全協会の定める認定基準に適合していないことが原因で、着用者がケガをした場合の身体的損害について賠償する被害者救済制度です。ただし、プロオートバイレースやサーカスなどの特殊な使い方をしている場合や、アゴひもを締めないなどの誤った使用をしていた場合、認定基準が定めるヘルメットの性能を超える強い衝撃を受けた場合の負傷などは賠償の対象となりません。

SGマークに関するお問い合わせ先は
製品安全協会
〒110-0012 東京都台東区竜泉 2-20-2 ミサワホームズ三ノ輪 2階
TEL.03-5808-3300 FAX.03-5808-3305 http://www.sg-mark.org